自宅でコーヒーを飲みながらまったり本を読む。私にとって最高の時間の使い方のひとつです。
世の中には読みたい本がたくさんあり、気づけば本棚は本でいっぱい。
自称ミニマリスト、そんなことにならないように具体的に取り組んでいることがあります。
やっぱり大好き、紙の本
最近はKindleなど電子書籍がブームです。
私も特にKindleのサブスクサービスの「Kindle Unlimited」で多大は恩恵を受けてきたと感じています。
いつでもどこでもKindleのデバイスがあれば手軽に好きな本を読めることは、読書のハードルを下げてくれるのは確かです。
本がかさばることもないので、それこそ電子書籍だけで読書生活することはミニマリスト的な生き方をする中で、最適解とも言えます。
とはいえ、私はやっぱり紙ベースの本が好きなんです。。
手に持った感触と、紙をめくって確かに進んでいるという感覚、真新しい本のインクのにおい、古い本のすえたにおい。本のニオイのフェチの方もいるそうですね。
ただ、買い続ければたまってかさばるのが本の悩み。
自宅に本をためないためにやっていることはいたってシンプルです。
図書館で借りる
図書館で借りる。
あ、そう(笑)と聞こえてきそうです。
そうです、図書館をがんがん利用します。
当たり前ですが、なんてったってどれだけ本を読んでもタダですからね。図書館、最高じゃないですか。
新刊がすぐに読めないのは仕方がないので買いますが、そうでなくとも図書館には古今東西の膨大な本があります。
お金を使わず未知の世界に自由にダイブできるって、最高の贅沢。
もちろん、狙った通りの知識を得られることのほうが少ないので、手に取った本がイマイチだったということは日常茶飯事。
そんなことを知っているからこそ、本棚から自分の直感に任せ適当に本を選びます。
そうこうしているうちに、偶然の神様が面白い本に出会わせてくれることもあります。
最近はこちらなんか、面白かったですよ。
『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』中野信子著
私ももともとメタルが好きだったのですが、メタルマニアの深層心理に科学的にアプローチしていて興味深かったです。
音楽関連の棚でたまたま見つけたタイトルにびびっときて手に取りました。ありがたや。
最近は地元に新しい図書館ができたので、より足しげく通うことになりそうです。
図書館で適当に選ぶ本、次なる偶然の出会いにわくわくします。
今度はもっと今まで触れたことのないジャンルの棚を探ってみようっと。
家族に譲る
そして自宅で本を増やさないための、もうひとつの具体策。
それは、家族に譲るということです。
これも、あ、そう(笑)と聞こえてきそうです。
私の場合、「家族」といってもかなり限定的で、主に本が好きな妻です。(たまに、きょうだい)
そして、なぜ彼女に本を譲るかというと、ただいらない本を渡す、という行為以上の意味がそこにはあるのです。
以前の私は、新品で本を買ったらそれをすぐにメルカリで売っていました。
1,000円~2,000円ほどの本を買って、数百円で売る。買った本が結果的に安く買えた!と嬉しく思えました。
慣れてくると、本をフリマアプリで売るのは至極簡単でした。目をつぶっても売れていく。
ところが、ある時気づきました。
自分はなんだかそれで得したような感覚はありますが、本をぱっと手放して終わったらなんだかもったいない。
誰か他に読む人いないかな?できれば、家族や近い人にこの本を知ってほしい。そう思いました。
もちろん、自分の読んだ本を他人に押し付けることはできないので強要しません。
ただ、読むか読まないかは別にその本を譲って、相手に煮るなり焼くなり好きにして良いことにする。
その本を読んでも良いし、すぐにフリマで売ってお小遣いにしても良い。
そんな緩いルールのもと、妻に読んだ本を渡すようになりました。
すると、あれよあれよと渡した本が梱包されていきます。
なので、自宅にほとんど本がたまらず、どんどん外に出ていくのです。
もともと妻もメルカリで不用品を売ってきたので、本をさばくのもお手の物。彼女は梱包がとてもきれいだと評価されるようです。
妻は楽しんで売りさばいてくれています。
反対にいいかげんな性格の私は、売れても梱包が雑でぱぱっと送ってしまいます。評価が低かったことはありませんが、もしかすると受け取った側の方はがっかりすることもあったでしょう。
お互い、得意不得意あるものです。
また、私が渡した本を妻はパラパラ読んでくれているようで、よく二人で本の話をします。
それが夫婦の共通の話のネタにもなるので、これは読書のひとつ良い効果だと思っています。
この流れを作るためにも、購入するのは紙ベースの本で、読むときはできるだけ汚さないように丁寧に読むこと。これにより、メルカリで簡単に売れていきます。
自分が買った本が、妻にとってもちょっとした気づきのきっかけになったり、お小遣いに変換されるのだとしたら、これってものすごく良いお金の使い方だなと我ながら思います。
読んだ本への執着はないので、めちゃくちゃ面白い!と思ってもすぐに手放します。
もし万が一また読みたいと思ったらまた買えば良いからです。
しかし、同じ本をもう一度買ったことはほぼないので、手放す後悔もありません。
だから、我が家の本棚の本の数は増えません。
人生を変えるほどの本に出会えた、その記憶を頭に中に放り込んでおけば、それでじゅうぶんだと思っています。
こんな調子でこれからも好きな本を読みつつ、迷いなく手放していきます。