えっ。なにこれ。
深夜0時。YouTubeでおすすめにあがってきた動画で手が止まりました。
過去と未来が出会う世界へようこそ。 「レトロウェーブ: AI生成80年代&90年代シティポップディスコ」 では、80年代と90年代の鮮やかなサウンドを 最新のAI技術でシームレスにブレンドした懐かしい旅にご案内します。 ネオンライト、ダンスフロア、 そして時代を超えたグルーブのエッセンスを捉えたトラックで、 シティポップとディスコの黄金時代を再現します。 未来的なひねりを加えたレトロな雰囲気が好きな方に最適です。 今すぐチャンネル登録して、過去のリズムと AIの革新に身を委ねましょう!
kuroneko soundさん Youtube 概要欄より
うそ、これ、ぜんぶAI生成なんですか。
どの曲もめちゃくちゃ良いじゃないの。ボーカル・サウンド・構成、まさにあの頃のシティポップのムードが凝縮されているし、一瞬で80年代にトリップできるという…。
うん、たしかに良い曲、なんですが…背筋がぞくっとします。
私たちがこうして目にするもの、耳にするものが、AIの作ったものか人の手で作ったものか、もうすでに分からない時代の真っただ中にいる、ということなんですね。
いや、どんなものでも、感じる感動は感動で素直に感動しよう。そうは思うんですよ。気持ちは、そう。
ですがこの胸のざわざわは何に対してなんでしょう?
きっとこうやってAIが生成したモノは、先人が感動する作品を作ってきたことの積み重ねであって、たとえAIがあれこれ作り替えたとしても、簡単にそれらの価値が下がるわけではないんですよね。
どうなんだろう?単純な私たちは、好きなものはそれっぽければ、じゅうぶん満たされるのかもしれません。あの音楽ジャンルの、それっぽいもの。なんとなくあのアーティストっぽい雰囲気の曲、実はそれでまぁまぁ満足できるというか。
現に、私も上の楽曲たちですでになつかしのシティポップ欲が満たされていることに気づきます。「眠れぬ夜」、めっちゃ良い…。
このようなかんじで、他の音楽ジャンルでもどんどん「それっぽい」楽曲がAIによって生み出されていくのですね。楽しみなような、怖いような…。
深夜にあれこれ考えても思考が追い付かないので、ひとまずこのシティポップに身をゆだねて、眠たくなったら寝ようと思います。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫