【生き方】年齢が1年の中で何月何日かを知る

年齢を「1年の何月何日」に例える

「人生100年時代」という言葉がよく聞かれる昨今、ワタシたちはつい「まだまだ若い」「これから時間はたっぷりある」と考えがちではないでしょうか。

そんな中で、スージー鈴木さんの著書「サブカルサラリーマンになろう 人生をよくばる108の方法」の中にある「年齢が一年の中で何月何日かを知る」という一節が、時間の捉え方を考え直すヒントになりました。(その他にも有益な気づきが満載の一冊)

この考え方は、自分の年齢を人生全体の中での進捗として捉え、残りの時間を意識的に見つめることを促します。

筆者が提案するのは、自分の寿命をざっくり80歳(男性)と仮定して、今の年齢を80歳で割り、一年365日の中の何%に当たるかを計算すること。この方法によって、人生がどの季節に差し掛かっているのかを感覚的に理解できるといいます。

※この考え方、けっこう怖い現実を突きつけられるのでご注意ください


人生を「7月16日」として捉える現実

たとえば、私の場合、43歳を迎える年です。80歳を仮定した場合、43 ÷ 80 ≈ 0.54。つまり、私は人生の54%を生きたことになり、一年365日の54%は約197日。元旦から197日目は「7月16日」に当たります。

この計算結果を知ったとき、ぞわっと背筋が寒くなりました。なぜなら、私の人生はすでに「夏の真っ盛り」なのだと気づいたからです。

世間では、7月は「暑い」「疲れる」と感じながらも、その暑さをやり過ごせば涼しい秋がやってくると期待する季節。ですが、人生の7月16日を迎えた私にとっては、「これから秋、冬へと確実に移り変わる」という現実を、肌で感じるような感覚を覚えました。

もし何も行動を起こさなければ、気づけば季節は秋、そして冬。何かを始めるには、今がラストチャンスかもしれない。そんな強い思いが湧き上がってくるのです。


「もう●●歳」を行動の原動力に

「まだ若い」という考え方は、時に私たちを安心させ、怠惰を許してしまう一因になります。一方で、「もう●●歳」と現実を受け入れることは、行動を促す強力なきっかけになるはず。

たとえば、人生の54%を過ぎた私は、残り46%の時間をどう生きるのかを今一度考え直すべき時に来ています。この「人生の季節」を自覚することで、「まだまだ」ではなくできました。

人生の大晦日、つまり寿命を迎える日を遠くの未来のことと思わずに、具体的な日付としてイメージすることで、今日という一日がいかに貴重であるかを感じます。ワタシも「人生の7月16日」という現実を胸に刻み、これからの季節も悔いなく過ごしていきたいと思うのです。


自分の人生を一年に例えるこの考え方は、残りの時間を意識的に捉え、今を大切に生きるための一つの手法ではないでしょうか。

ところで、あなたの人生の「今日」は何月何日ですか?

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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