我が家では昨年、新聞を購読するのをやめました。
ここにいたるまで感じたそのメリット・デメリットをまとめてみます。
どっちが良いかは、人それぞれ~。
新聞購読のコスト
我が家では昨年まで最大2誌の朝刊を購読していました。
・日経新聞 月額4,900円
・地元新聞 月額3,400円
ふたつ合わせると毎月のコストは8,300円でした。
新聞購読のメリット
新聞を購読することの基本的なメリットは以下のとおり。
- 世の中のことを広く浅く知ることができる
- ネット記事より情報が担保された情報が網羅されている
- 一つのトピックを深堀りしようと思えばできる
- 活字を読むことに慣れる
- 語彙力が上がる
- 話のネタが増える
- 就活に有利になる(?)
当たり前ですが、届いた朝刊をパッと見て、その日世界で起こった重要トピックを目にすることができるのは、新聞の永遠のメリットでしょう。
そのすべてをくまなく読まなくとも、パラパラと眺めるだけでなんとなく世の中の動きが把握できます。
就活に有利になるかどうかは、いわずもがな、その人次第ですね。
ちなみに私は届いたばかり新聞の、刷りたて(?)のニオイが好きで、ついくんくんかいでしまいます。(鼻がきかないくせに)
さらに上のような辞書的なメリットの他、私の感じるメリットはこちら。
- 訃報・「お悔み」欄で知っている方の葬儀の情報が得られる
- 古新聞を濡れた靴の中に入れて靴を乾かすことができる
実はこの2点が、逆に購読しない場合のデメリットだと感じています。
新聞購読のデメリット
新聞購読のデメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 購読コストがかかる
- 放っておくと古新聞がたまる
大きくわけてこの2点。特に気になるのはコスト面です。
私の場合、月額8,000円は毎月の固定費としては非常に大きいものでした。
新聞購読を止めた当時、その他の月の固定費も見直していました。
通信費・保険料・車両関連費などなど見直す中で、群を抜いて金額が高かったのが、それまで当たり前のように購読していた新聞代でした。
結局、たまった新聞はこまめに捨てればよいので大きな問題ではなかったので、突き詰めれば新聞購読のデメリットといえばこのコスト面に絞らるのかなと思います。
もし新聞がタダだったら、みなさん迷わず購読しますよね?
新聞購読を止めたことのメリット
ミニマリスト的な生活を追及している中で、我が家では新聞の購読を止めてみました。
そこで感じたメリットがこちら。
- 新聞購読料がかからないのでそのぶんお金が貯まる
- 自分から情報を取りに行く姿勢が身に着く
- 古新聞がないので自宅がすっきりする
上で述べたように、やはりコスト面の恩恵が大きいと感じます。
購読を止めたことで毎月の固定費を数千円削られ、精神的な安定がもたらされました。
別にそのういたぶんで贅沢することもないのですが、その余白を味わうことができます。
ただ、新聞を読まない半面、毎朝届いていたはずの世界の最新情報が届かないので、自分で情報をとりにいかざるを得なくなりました。
これはSNSやネットニュースから必要な情報を取捨選択すれば特に問題ありないと感じています。
今の時代、新聞をとっていないからといって、時代に取り残されることはまずありません。
もちろん、テレビやネットで得られるのは表面的な内容だけなので、もっと知りたければ図書館で新聞を読んで補完することもできます。
なんというか、今や情報を得る方法は新聞に限らずいろいろある、ということです。
新聞購読を止めたことのデメリット
とはいえ、新聞を止めて不都合だなと感じることもあります。
それは上で述べたことの表裏一体。
- 訃報・「お悔み」欄で知っている方の葬儀の情報が得られない
- 濡れた靴の中に入れて靴を乾かすことができる古新聞がない
新聞をとっていないと、掲載されている訃報の情報がわからないので、知り合いの訃報・葬儀情報を知るのが遅くなります。そのまま知らずにいるか、周りの人から教えてもらうケースもあります。
また、妻の感じる新聞購読を止めたことの一番のデメリットは、「靴を乾かす古新聞がない」ということだそうです。
そのために、近所の義父母宅から古新聞をちょくちょくいただいています笑。
ですが、妻の感じるデメリットはその程度のようなので、それを聞いてある意味ほっとしています。
どうやら妻も自分に必要な情報は新聞以外で自ら取りに行っているようです。
誰のための、新聞?
「学生になったから新聞を読まないといけない」
「社会人だから新聞を読まないといけない」
「親になったから新聞を読まないといけない」
「役職についたから新聞を読まないといけない」
なんだかもう、良くないですか?笑
人にどうこう言われて始める習慣は、きっと身にならないと思います。
一日誰もが24時間しか時間がありません。
その中で、目的意識をもって新聞を読む方はもちろん何の問題もないのですが、新聞に限らず、誰かに言われるがまま、ただなんとなく続けている行為があるなら、それは危ないと思います。
自問してみましょう。
それは、誰のために読んでいる新聞ですか?
それが、もし自分のためでなく、誰かに言われたからなんとなくだったら、そろそろ止めたほうが良いと思います。
自分の人生は自分でコントロールする。これ、大切なことです。
新聞購読だけではありませんが、世間の先入観や偏見でなんとなくやっていることに気づいたら、いったん見直すべきです。
もしかするとそれを止めることで自分の成長につながったり、本当にやりたいことにフォーカスできるかもしれません。
って、なんだか新聞の購読の話から、反れちゃいましたか。
ありがとう、新聞にかかわるみなさん
蛇足というか誤解のないようにひとつだけ!
私が新聞を購読していないから、新聞屋さんが嫌いだとか、見下しているかとかはまったくないのであしからず。
むしろ、新聞記者さんや、配達員さんの仕事に敬意を払っています。
私は実家が小さい頃からボンビーで、親の新聞配達を手伝っていたことがありました。
そして、私自身、20代後半でフリーターだった頃はバイクに乗って朝刊を配達していました。
これが思い出すだけでも、本当にたいへんなお仕事!
寝坊することも多々あり。
眠い中配達して、ルートを間違えたり、新聞を入れなくてもよいお宅に入れてしまって残りの数が足りなくなったり。
雨の日は新聞が濡れないように気を付けたり。
夏場はバイクが気持ち良いのですが、冬場は過酷。北陸の冬は雪との闘いが避けられません。
バイクが積もった雪にはまることも多々あり、はまって抜け出せず泣いたこともありました。
つるつるの路面ですべってこけても、深夜帯なので、周りに誰もいません。独りで痛がっていました。
幸い私は大きなケガはしませんでしたが、一歩間違えば命の危険がある仕事です。
だから、自分が朝刊の配達を止めた後に新聞を購読してみると、配達された新聞がとてもありがたく感じました。
朝早く、どんな思いでここまで届けてくれたんだろう、、と、届いた新聞を大切に読まざるをえませんでした。
そんな裏舞台の経験をしたことも、もしかしたら今のあえて新聞を読まないという選択につながったのかもしれません。
新聞記者さんもたいへんなお仕事ということは存じ上げています。
以前お世話になった記者さんの、取材の仕方に感動したのを覚えています。
インタビューを受けたのですが、根掘り葉掘り、話し手が気持ちよく話せるように、話に興味をもってくださり、持ち上げてくれる。
しかし気の遠くなるような時間をかけて取材をしたとしても、それが簡単にボツになったり、カットされたりすると聞きます。
そのお世話になった記者さんからは、熱意をもって取り組む仕事ってこうするんだ、ということを教わりました。その節は本当にありがとうございました。。
という蛇足というかお断りをしつつ、最後に私は聞いてみたいです。
「みんな読むの?新聞」
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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