「一日何時間寝るか?」
最近の調査によると、私たち日本人の平均睡眠時間は7時間12分(2020年NHK調べ)だそうです。
つまり、単純計算すると、
1週間 … 7時間×7日=49時間
1カ月 … 7時間×30日=210時間
1年 … 7時間×365日=2,555時間
80年 … 2,555時間×80年=204,400時間
ふつうに生きていると、これくらいの時間を睡眠時間として無意識の状態で生きている、ということ。
こうやって数字にすると、かなりインパクトがありますね。
「残り限られた人生の中で、この時間を有効に使えないものか?」
もうすぐ40歳になろうという頃、私もぼんやりそんなことを考えていました。
そこで偶然Kindleのおすすめとして出会った一冊のマンガ。
これが私の短眠(ショートスリープ)生活のきっかけになりました。
『マンガで分かる肉体改造 短眠編』ゆうきゆう
本書はひらすらアクの強いキャラたちのボケとツッコミで展開され、笑いながら通読できます。
内容は…眉唾もの。信じるか信じないかは、あなた次第、といったところ。
と言ったら著者に失礼ですね(笑)
短眠推奨派と短眠否定派がそれぞれに論破しあおうと、いかにもありそうな実験データや理論を持ちだしてぶつかりあう様が、実に興味深い。
「ありえない」とただのギャグマンガとして読んでもよし。真剣に短眠のノウハウを学ぼうとして読むのもよし。
中身は、睡眠時間と寿命の関係、眠気のコントロール方法や寝起きを改善する方法、などなど、短眠について知りたいことが網羅されています。
私はこの他にも短眠に関する書籍を読んだのですが、実際この1冊以上に自分の行動に影響を与えたものはありませんでした。
むしろ、この本に多大な影響を受けて今の私があると言っても過言ではありません。
本書で学び、表紙にあるように3時間の睡眠にトライしたこともありましたが、そこからは自分で調節し、今はおおむね毎日4時間ほどの睡眠に落ち着きました。
ここまで数年実践していますが、今のところ短眠で一番懸念される体調の不良は特にありませんし、日中の活動に影響はそれほどないと感じています。健康診断でも異常値はありません。
もし4時間睡眠であれば、平均とされる7時間と比べると1日3時間の意識をもった自由時間が増えるわけですから、それはそれは、好きなこともやり放題。
ちなみに私は早起きをして、「朝活」としてこんなことをしています。
- 語学学習
- ブログ執筆
- 読書
- ピアノ練習
などなど。
毎朝完全に独りの時間を満喫させてもらっています。
特に家族がいる場合は、生活を工夫しないとなかなか独りの時間は手に入りませんからね。
その手段のひとつが、短眠なのです。
このように私の場合、短眠のおかげで学んだことも多いし、できるようになったことも多いと感じています。
まさに短眠さまさま。
この身に付いた習慣は、これからの人生においても大切にしていきたいものです。
ただし、短眠の効果は人によって異なるので、くれぐれも無理せず、ご自身の判断で生活に取り入れていただくことが大切です。
とはいえ、忙しい日々に「時間がない」「もっと時間がほしい」「やりたい」と悩んでいる方には、本書は何かしらヒントになると思いますよ。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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