息子くん(7)が最近どはまりしている、アニメ「銭天堂」。パパママもいっしょになって見ています。
かなえたい望みがある人の前に現れ、不思議な駄菓子「ふしぎ駄菓子」を売る謎の駄菓子屋・銭天堂。毎回悩みを解決する便利な駄菓子を手に入れるお客さんたちですが、その使い方を誤ったり本人が調子に乗ってしまったり、最終的には思いもよらない結果になってしまうという、基本一話完結のオムニバス形式の物語。
なるほど確かに面白い。昔からカタチはちがえど同種の作品、夢中になって見ていましたもんね。(世にも奇妙な物語、笑ゥせぇるすまん、アウターゾーンなど) 時代が変わっても、人間の心の闇にフォーカスするような話は興味をひくものなんですよね。
そんな銭天堂、中でも妻と二人で「こわい」と話題になったのが、「断捨離だんご」のエピソード。最近NHKでも放送されました。
すずえは、いらないものを捨(す)てて部屋をきれいにする断捨離(だんしゃり)に熱中(ねっちゅう)している。ある日、夫(おっと)の真吾(しんご)が大切にしているマンガを勝手に捨てて、怒(おこ)らせてしまう。なんとか真吾にも断捨離の良さをわかってほしいすずえは、銭天堂(ぜにてんどう)へたどり着き、食べた人に断捨離の心をもたらすという『断捨離だんご』を買う。すずえはこれを真吾に食べさせるが……。
NHK アニメ ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 より
まさに、ミニマリストの心の闇の回。これは自称ミニマリストの私(たち)にもぐさりとささるモノがありました。たまにありますよね、ミニマリスト・ミニマリズム・断捨離をあげつらうような、揶揄するような、面白おかしくネタにするような話というものが。こちらもその一種。
こちらは子ども向けではあるので、少なからず教訓を含んだ内容にはなっています。なにごともほどほどに、やりすぎないように。そんなわかりやすいメッセージは、我が家の息子くんにも届いたのかなと思います。
この回に限らず、銭天堂に訪れるお客さんたちは、えてして「やりすぎ」「調子に乗りすぎ」でバッドエンドを迎える傾向にあります。もうそれが人間の性というか、変えられない、愛すべき面なのかなとも思えます。
断捨離もやり込み芸まで落とし込まずとも、心豊かに過ごせるということで、くれぐれも、家族・パートナーには強要しないように…。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫