「傘をささない男」だった
男子あるあるかもしれませんが、私も若い頃は「傘をささない派」でした。
雨が降っていても「濡れても拭けばいいや」と、まるでそれが男らしさの象徴かのように、平然と濡れて歩いていたものです。
面倒くさがりな性格も相まって、傘を持ち歩くという発想すら希薄。濡れるのが嫌という感覚が鈍かったのかもしれません。
まさに、ワイルドだぜぃ?なんて自己満足していた期間が長かったように思います。
晴雨兼用傘がくれた安心感
そんな私も年を重ね40代に突入、紫外線を気にするようになってから、価値観ががらりと変わりました。
きっかけは晴雨兼用傘を常に持ち歩くようになったこと。これが非常に快適だったのです。

ちょっとでも雨が降りそうなら、即座に傘を開くように。濡れるのがとにかくイヤになりました。いまや、雨を避けるという「現代人として当たり前の行為」が自然とできるようになったのです。
特に私の住む石川県金沢市は、全国でも有数の降水量を誇る地域。朝は晴れていても午後からしとしと降り出す、なんてことが日常茶飯事です。
だからこそ「備えあれば憂いなし」。常に傘を持っているという安心感が、心のゆとりにもつながっています。
雨でも走るランナーの矛盾
とはいえ、不思議なことに、ランニングの時だけは話が別です。雨だろうが雪だろうが、まったく気にせず外を走ります。
傘?もちろん持ちません。濡れても「拭けばいい、着替えればいい、乾かせばいい」の三拍子で済ませてしまうのです。
なぜこうも自分の中でスイッチが切り替わるのか、自分でもよく分かりません。日常生活では雨を嫌がり、ランニングでは無視する。
そこにはまるで人格が変わったかのような感覚すらあります。もしかすると、妙なバランスを取りながら、自分なりの快適さと自由さを追求しているのかもしれません。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫