父の脳梗塞をきっかけに受けた「脳ドック」
私(43歳・男性)が脳ドックを受診したきっかけは、69歳の父が突然脳梗塞で倒れたことでした。あの日の衝撃は生涯忘れられない。
救急搬送され、検査で映し出された父の脳は、右半分が真っ白になっていました。あの画像を思い出すと、恐ろしくなって、いてもたってもいられなくなりました。
もし自分も同じように突然倒れたら、家族に迷惑をかけるかもしれない。その不安に押されるようにして、「自分の脳はどうなっているのか」を知るため、脳ドックの予約をしたのでした。

初めての脳ドック体験
予約した検査当日、向かったのは市内でも実績のある少し古い病院。平日だったため待合は落ち着いていて静か。スタッフの方々もとても丁寧で、そこがなによりもありがたかったです。
まずは採血や身長・体重・腹囲の測定、さらに頸動脈エコーの検査をしていただきました。
そしていよいよメインのMRI。横になってトンネルのような機械に入ると、じょじょに視界が閉ざされていきます。
話に聞いていた通り、がんがんがんと大きな金属音が工事現場のように響きましたが、実際に受けてみると不思議と包まれるような、妙な安心感がありました。
結局20分ほどの検査中、眠くなることも気分が悪くなることもなく、無事に終了。出来上がった自分の脳が輪切りにされて画像になっていくと思うと、少し不思議な感覚でした。


これからも健康第一に全振りする
検査後に医師から説明を受けました。
現時点では特に大きな異常はなく、血管の狭窄も見られないとのこと。ただし父が脳梗塞を起こしたことは「家族的な危険因子」となり、軽度の動脈硬化もあるとの指摘を受けました。そのうえで「また5年後に脳ドックを受けると良いですよ」とアドバイスをいただきました。その時、私は48歳か。
今回の検査費用は41,800円。もちろん決して安くはありませんが、自分の脳の状態を知って、安心を得られたことはお金以上に価値の体験でした。
父の倒れた姿を見て強く実感したのは、「健康は何よりも優先すべきもの」だということ。私はこれからも健康第一に全振りして、生活習慣を整えていくと心に誓ったのでした。
そして父の近況はというと。7月8日未明に倒れてから、早一カ月以上。最近ようやくこちらの言っていることがわかる、とうんうん頷くリアクションができるようになってきました。
よかった、意識はもどりつつある‥。
脳の腫れが収まるまでいったん頭蓋骨の一部を外しているのですが、それを近日中に戻す手術をします。それが無事にすめば、転院して、リハビリに励む、という予定でまだまだ予断を許さない状況です。
最後にわたしの脳ドックの報告書をシェアしておきます。(誰得?)





おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫