【雑記】マンガを導入したら、一気に自宅が静かになった

子どもと動画との関係に悩んでいた

どこの家庭でも同じだと思うのですが、我が家の8歳の息子くんもYouTubeが大好きです。

さかのぼればもっと小さい頃、最初に動画を見せたのは親の都合。夕飯の支度中やその他作業中、静かにしていてほしいときに、「ちょっとだけだよ」と言いながらテレビで見させていたYouTube。あれよあれよという間に、彼は自分でチャンネルを切り替えたり、検索機能を使いこなすようになっていました。

他のお宅ではタブレットやスマホを与えられている、という話もパパママから聞きます。

そして今の子ども向け動画は、本当によくできている。テンポのいい話し方、派手な効果音、ちょっと不安をあおるような演出で「続きを見たい!」と感じさせる工夫が盛り込まれています。

これはもう、大人でも油断しているとはまってしまうレベル。その中毒性に、私は少し恐ろしさすら感じていました。

我が家では、リビングで流れる動画の音が私にはどうにも不快で、静かな時間がどんどん減っていくことにモヤモヤが募っていました。

でも、見せたきっかけが自分たちにある以上、ただ禁止するのも違う…。どうしたらよいか悩んでいたとき、ある変化が起きたのです。

きっかけは「マンガを読む力」がついたこと

ある日、息子くんがふと手に取ったのは『ドラえもん』のコミックスでした。ひらがな・カタカナ・漢字に少しずつ慣れてきた8歳。

最初は絵を追いながらでしたが、物語の流れが読めるようになると、みるみる夢中になっていきました。セリフのやりとりで笑ったり、「どうなるんだろう」と真剣な顔で読み進めたりする姿を見て、これはいいぞ、と思いました。

そこで今度は、ジャンプ系の少年マンガにステップアップ。気になっていた作品をまずは1冊読んでみると「続きも読みたい」と言われて、コミックス全巻そろえてあげたところ、自分の本棚にきれいに並べ、1冊ずつじっくり読んでいくようになりました。

画像
息子くんの本棚

これが、本当に静かなんです。テレビから流れる大音量の動画に比べ、ページをめくる音と小さなつぶやきだけの空間。

ねえねえ、パパも隣に行って本を読んでもいい?

紙のマンガの力、あなどれない

そして何より、息子くん自身が「こんな世界があるんだ!」とマンガの奥深さに驚き、感動している様子を見ると、親としても嬉しくなります。

ストーリーを追う力、セリフから感情を読み取る力、展開を想像する力――すべてが育まれているように思います。

タブレットで読むマンガも便利ですが、やはり紙のマンガの持つ「手ざわり」と「ページをめくる楽しさ」は特別なもの。自分の棚にお気に入りを並べていく喜びも、読書体験の一部です。

少年よ、君の人生には、まだまだ名作と呼ばれるマンガが無数に待っている。読み切れないほどあるけれど、その一冊一冊との出会いを、どうか大切に楽しんでね。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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