腸から見えてくる、自分の強みの正体
「何かを改善したい」というより、「自分の強みの正体を知りたい」。
そんな気持ちで手に取ったのが、腸内細菌の権威・辨野先生の著書「最高の睡眠は腸活で手に入る」。タイトルに「睡眠」と「腸活」の文字があり、思わず手が伸びました。
実は私、びっくりするくらいすぐ眠れるタイプ。朝はすっきり目覚めて、毎日快便。腸の調子も良好。
これって何か関係あるのかな…と思って読んでみると、どうやら大ありだったのです。睡眠は脳や神経だけでなく、腸とのつながりが非常に深いのだとか。
本の巻頭には「腸の健康度からわかる睡眠チェック」があり、さっそく試してみました。「一日三食」「喫煙なし」「毎日同じ時間に排便あり」などに〇をつけていくと、「しっかり眠れる美腸の持ち主」との診断結果。
とりあえず安心しつつ、読み進めます。
セロトニンとメラトニン、そして腸
中でも面白かったのが、「幸せホルモンの8割は腸でつくられる」という話。
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは、実は眠りを導くメラトニンの材料でもあるということ。そしてそのセロトニンの約80%は腸で生産されているというのです。
つまり、腸が元気であればあるほど、セロトニンがしっかり作られ、結果的に睡眠の質も高まるという仕組み。なるほど、納得です。
具体的には、「日光を浴びる」「発酵食品や食物繊維をとる」「適度な運動」「リズムのある生活」などが推奨されていました。
読みながら「これは我が家でもやってるな」と思う一方、「これまで気にしてなかった!」とはっとさせられる点もあり、学びがたくさんありました。
夫婦で気づく、ゆっくり食べる大切さ
そしてそんな話を妻にしたところ、「あれ?私もちょうど似たようなテーマの本を読んでる」と返ってきました。
彼女が読んでいたのは、自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生と睡眠研究家・三輪田理恵先生の共著「なぜ、あの人はよく眠れるのか」。実は妻は私と逆で、なかなかぐっすり眠れずに悩んでいたのです。
彼女の読んだ内容も、やはり「腸の健康が睡眠の質を左右する」とのこと。2冊の本がまさに“答え合わせ”のようになり、話も盛り上がりました。
なかでも私たち夫婦が共感したのが「食事はゆっくりとる」というアドバイス。いつもバタバタ食べがちなので、まずはここから見直そうと意見が一致しました。
睡眠と腸活。どちらも大事だけど、実はしっかりつながっている。我が家でも各書籍のアドバイスを日々の暮らしに取り入れてみようと思います。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫