定着した傘をさす習慣
こちら北陸も梅雨入りしたばかりというのに、連日30度超えの真夏日が続いています。湿気を含んだ空気が肌にまとわりつき、朝からじっとりと汗ばむ。
これはもう、ただの梅雨ではない…今年の夏は、なんだか例年とは違う気がしています。
そんな中、去年から始めた「日傘生活」が、すっかり習慣になりました。お気に入りの折り畳み式の軽量傘をカバンに忍ばせ、玄関を出たらすぐにぱっと開いて歩き出す。それだけで、頭の熱気や照り返しがやわらぎます。
気まぐれでたまに傘をたたんでみると、じりじりと肌を刺すような直射日光。やっぱりこれは、ただのオシャレではない。実用的な暑熱対策としての効果を、日々じわじわと実感しています。
日傘なんて女性の方は当たり前かもしれませんが、まだ試したことがない男性のみなさん、ぜひ一度だまされたと思ってやってみていただきたい。

日傘ですれ違う私たち
私の通勤は徒歩。毎朝、同じ道を歩いているのですが、その途中で、必ずすれ違う男性が一人います。
おそらく60代か70代。姿勢正しく、ゆったりとした歩幅で、そしてその方も日傘をさしています。
実は言葉を交わしたことは一度もありませんが、すれ違うたびに、心の中で「今日も暑うございますね」とつぶやいています。
男性の日傘姿は、こちら北陸ではまだあまり見かけません。その方と私くらいでしょうか。お互いに、どこか「同志」のような、ささやかな連帯感を覚えたりして。
都市部ではもっと一般的なのでしょうか?ねがわくば、性別に関係なく、日傘を使う文化が根付いていくといいなと思います。暑さは誰にとっても等しく、つらいものなのですから。
自分の身は自分で守る夏へ
今年の夏は、まだ始まったばかり。先は長く、そして暑さもまだまだこれからが本番です。
エアコンも大切、こまめな水分補給も大切、そして日傘もまた、大切な「命を守る道具」のひとつです。
常識にとらわれず、「自分が快適に生き延びるために、今できることは何か?」を私も考えたい。
日傘をさすこと。ちょっと休むこと。暑さに無理して抗わないこと。それら全部、「だれかの目」よりも「自分の命」が大切だということ。
今年の夏も、どうぞ皆さん、無事でありますように。いのち、大切に。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫