そうだ、お花を買って帰ろう
母の日、我が家では、妻に欲しいものを選んでもらうスタイルをとっていましたが。
それでも今年は、どうしても妻にお花を贈りたい気持ちが湧き上がり、仕事帰りにまだ開いている近所のスーパーへ向かいました。
普段花を買う習慣がない私は、カーネーションを探して手に取ったものの、それはバラ。──バラとカーネーションって違うんだ!?そんな初歩的な驚きにひとりで苦笑しながらも、二輪のバラを買い、ほくほくと帰路につきました。
帰宅すると、いつも玄関まで迎えに来てくれる妻と息子くん。私は「はい、いつもありがとう」と妻にバラを手渡しました。
すると、思った以上の笑顔と喜びが返ってきて、こちらが恐縮してしまうほど。「わわわ、こちらこそ、ありがとう…」と、心が温かくなりました。
ペットボトルと一輪のバラ
しかし、ここで気づきます。家に花瓶がない。急いで妻が近くに住む義母に聞くと、あるのは陶器製のみ(陶器が苦手な妻)。
やむなく空きペットボトルに一輪を挿してみると、これが思いのほか悪くない。そして、もう一輪は義母に「いつもありがとうございます」と渡しに行きました。こちらも思った以上に喜んでいただき、またもや心がほっこり。


私はふと実感しました。そういえば、これまで母の日にカーネーションを贈るなんて「当たり前」のことすらしてこなかったな、と。
人にお花を贈るなんて、これが人生で何回目だろう…。そんな自分に少し驚きつつ、改めて、たった一輪の花が持つ力を感じたのでした。
きれいに咲くって、奇跡やん
そんなことから、一瞬で我が家の小さなバラがとても愛おしい存在になってしまいました。今朝も目が覚めると、まずバラの様子を確認したくらいですもん。
無知な私。チャッピー(ChatGPT)先生に「一輪挿しのお手入れ」を教わると、毎日お水を替えること、2〜3日に一度茎を1cm切り戻すこと、直射日光を避け涼しい場所に置くと長持ちすることを学びました。ふむふむ、なるほど。
我が家は外に出れば緑はたくさんある、家の中に植物は必要ない──そう思っていたけれど、たった一輪の花がこんなにも心を動かすとは。
小さなつぼみが、光と水と空気を受け取って、何も持たないところから美しく咲く。これって、まさに奇跡だなぁと思います。
ほんの短い間ですが、家族でこの一輪のバラを大切に、愛でたいと思います。いやぁ、お花を手に取ってよかった。
そうそう、今やこんなお花を届けてくれるサブスクがあるんですね。気、気になる‥。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫