築古アパートって、意外と悪くない?
「築古(ちくこ)アパート」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
ボロボロ、寒い、音が響く…。そんなマイナスイメージを持たれる方も多いかもしれません。
ですが実際のところ、古さだけで判断するのはもったいない。今の時代、内装がリフォームされていたり、設備が整っていたりして、「住んでみたら意外と快適」なんてこともよくあります。
人それぞれの価値観があるとはいえ、住まい選びで「毎月の固定費」を抑えるというのは、誰にとっても大きなメリットのはず。
特にミニマリストを目指す方にとっては、住まいも「必要最低限」に整えることが理にかなっています。
私自身が十数年、不動産の賃貸管理の現場で働いてきた経験から、築古アパートこそ、選び方を間違えなければ“お宝物件”になると感じています。
築古アパートを選ぶときの6つのチェックポイント
「古い=ダメ」という先入観を取り払ったうえで、快適に住むために注意しておきたい6つのポイントを紹介します(※あくまで個人的な意見です)。
- 管理会社のレビューを確認:Googleの口コミで★4.5以上あると安心材料になります。
- ホームページの信頼度をチェック:特にアフターサービスに注目。24時間対応しているかどうかはけっこう重要です。
- 赤水が出ないか:古い鉄管を使っている物件は注意。見学時に水道を流させてもらうとベター。
- 近隣トラブルの履歴を確認:過去に相談事の多い入居者がいたか、管理会社にヒアリングできると理想的です。(履歴をたどれない、残していない、は論外)
- 虫が出やすくないか:これも過去の相談事の履歴からある程度見えてきます。
- オーナーの姿勢を探る:修繕に前向きなオーナー・家主さんかどうか、できれば管理会社に聞いてみてください。本当のことを教えてくれる管理会社さんだったら良いですね。
この6点をクリアできれば、「築古=住みにくい」という思い込みは見事に覆されるかもしれません。
築古アパートこそ、ミニマリストにぴったりの住まい
実際は家庭をもっていますが、たとえば私が今、単身者だったとしたら――間違いなく築古アパートを選びます。
なぜなら、生活の固定費をとことん抑えられるから。ここ石川県金沢市では、1Kのお部屋で家賃2万円台の物件もザラにあります。しかもその多くはぜんぜん悪くないですからね。(3点ユニットが平気な方はなおさらおすすめしたい)
住まいは築古アパートで固定費を抑えられたらその分、趣味やスキルアップ、自分の好きなことに使えるお金と時間がぐっと増えるはず。想像したら、なんだかひとりでわくわくしてきました。
そして何より、「すっからかんな部屋」に一度は暮らしてみたいという、ミニマリストとしてのロマンもあるのです。床に何も置かない、引っ越ししたてのようなあんな部屋、一回はやってみたい。
家具もモノも少ない、けれど心は豊かな空間。築古アパートを選択すること、実は無限の可能性を秘めているんですよね…。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫