無理をしない、たどり着いた境地
ランニングやマラソンという趣味自体には、明確なゴールや終わりがありません。ですが、ワタクシ、もしかすると「無理をしないこと」というひとつの境地にはたどり着いたのかもしれません。
マラソンといえば、苦しさを乗り越え、タイムを削り、記録を更新するものというイメージがありますが、それだけがランニングの本質ではないはず。
日々の何気ないジョグが心地よく、気分が上がることにいちいち感動するようになりました。そしてそれが決して当たり前ではないと気付き、愛おしく思えるようになってきました。
いつからか、もっと持続可能なランニングとの向き合い方をしたいと考えるようになりました。だからこそ、ケガを避け、無理をしないことを大切にしたいという心境に至ったのです。
できる限り走り続けたい
わたしが所属するランニングチームには同じ40代だけでなく、50代・60代のメンバーもいて、皆さんそれぞれが自分の身体と向き合いながら、ランニングやマラソンを楽しんでいます。その姿を見て、私も「この人生、できるだけ長く走れるように生きていきたい」と思うようになりました。
きっちり「〇歳で引退」と決めるのではなく、シンプルに、できる限り走り続けたい。だからこそ、極端な走り込みや厳しい縛りを控えようと思い始めました。
無理をすればケガをし、レースに出られなくなる。ここまで大きな挫折がなかったぶん、それはただ走ることを楽しむ気持ちよりもよほど辛いことになるのかもしれません。
持続可能なランニングライフを送りたい
「何を弱気な」「諦めたの?」と思われるかもしれません。ですが、それはそれ。ランニングの切り口は、派手な記録更新だけではないはずです。
無理をせず、身体を大切にしながら続けることの方が、いまのわたしにとっては長く楽しめる方法なのではないかと感じています。
派手さはなくとも、自分のペースで走ることを大切にする。心地よいジョグを積み重ね、持続可能なランニングライフを送る。そんな考えに至った今、「無理をしないこと」こそが、私のたどり着いたひとつのゴールなのかもしれません。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫