人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。
目標など、なくてもいいのです。「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンスなのです。
「嫌われる勇気」岸見 一郎・古賀 史健
アドラー心理学のベストセラー『嫌われる勇気』にある『ダンスをするように生きる』という言葉が、私の心に何度もよみがえります。
日々取り組むことが、いったい何に結びついているのか?その意味は?生きていれば、時々来た道を疑うこともあります。
そんな時に頭をよぎるのが、何かひとつの目標や目的地を追い求めなければならない、という現代社会の圧力。たまに感じては、ちょっと胸が苦しくなります。
けれども、そんな時にそっと救いの手を差し伸べてくれるのが、この『ダンスをするように生きる』というフレーズ。
夢や目標に向かって突き進む生き方も素晴らしい。けれど、道を踏み外し、寄り道してばかりの自分にとって、この考え方はこれまで大きな支えになってきました。
今、目の前にあることに集中し、一つひとつ丁寧に向き合う。その繰り返しが、いつしか自分が望んでいた場所、もしくは予想を超える場所へと導いてくれるのかもしれません。
たしかに、これまでそんな淡い期待を頭の片隅に置いておいたら、叶った夢、広がった景色がありました。
この言葉を思い出すことができると、遠くを見つめていた視線を、ふと手元に戻し、今この瞬間を大切にしたい気持ちが戻ってきます。これ、意識していないとついつい忘れてしまうんですよね。
やはり人生は刹那の連続。
不器用であっても、ふわふわ自由に、舞うように生きていきたいものです。
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おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫