子どもに指摘されて、こんなにも恥ずかしいことがあったろうか?過去最高の恥ずかしさでした。
7歳の息子くんと外をいっしょに歩いている時にふと言われた言葉に胸をぶすりとえぐられました。
パパ、歩きスマホ!だめだよ。
うぐっ。
大人でしょ?
ぎゃー。たったそれだけなのに、破壊力抜群。まさに、穴があったら入りたい状態。
言われた瞬間、冷や汗が出て、恥ずかしさがこみ上げてきました。
そうなんです。私も例に漏れず、この現代の歩きスマホ常習犯。無意識とはいえず、むしろ意識的にやってしまっている節がありました。
この歩いている時間を無駄にしないように、この時間を有効に活用しよう、なんて言い訳しつつ、この危険な行為に及んでいたのです。
その危なさは言わずもがな。手元のスマホに視線が行き周囲が見えなくなる。周りの誰か・何かにぶつかるかもしれない。自分がケガをするかもしれない。誰かをケガさせるかもしれない。そんなことくらい、わかっているつもりでした。
息子くんもきっと学校で習ったのでしょう。大人たちはみんな歩きスマホしているし、みんな危ないよ、みたいなことを。それが、子どもから言われたことが、本当に恥ずかしい。
もし子どもが同じことをしていたら私たちは彼になんて言うだろう?それを良しとするだろうか、見て見ぬフリができるだろうか?いや、ぜったいにできません。
であれば、もうこれ以降の人生では二度と歩きスマホなどという危険な行為はすべきではないというシンプルな結論にいたります。
そして帰宅してこの息子くんとのエピソードを妻に話したところ、おおいに賛同してもらえました。
そもそも、妻自身「歩きスマホを絶対にしない派」の人間といいます。あれ、そういえばたしかに、彼女が自宅内外でてくてく歩きながらスマホをいじっている姿を見たことがありません。
聞くとやはり妻は意図的に歩きスマホをしないようにしているとのこと。ほんの一瞬でもスマホの画面を見る必要がある際、どんな場面でも必ず立ち止まって見るそう。
不注意で危険な行為が思わぬ事故を引き起こすかもしれない、ということを常に意識しているのが彼女らしいなと改めて感心します。
歩きながら細切れでスマホをいじるより、いったん立ち止まってちゃんと触るほうが集中できるし。
たしかにそのとおり。私たちは何をそんなにスマホの画面ばかり見ているのか?そのたった一瞬一瞬、見ないとそれ以降に多大な不利益を被るのか?見るとそのぶんハッピーになれるのか?
何度自問しても上手な言い訳は思いつきません。
だから、私も今日から妻といっしょに「歩きスマホを絶対にしない派」に属することに決めました。
どうしても気になることがあれば、いったん道の脇に寄っていったん立ち止まってからスマホを触ります。
よかった。これでまたひとつ、外の世界で自分が加害者になるリスクを減らすことにもつながりました。
リアルでお知り合いのみなさん、こんなことを言いながらもし私が歩きスマホしていたら、かっこ悪いと盛大にバカにしてください。ぜひよろしくお願いします。
いたらないパパに大事なことを教えてくれてありがとう、息子くんと妻。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫