結婚して約7年。
そういえば、ここしばらく妻とつまらないケンカをした覚えがありません。
パートナーとの関係は生活の一番土台となる部分。
ここが安定しているから、仕事もプライベートも毎日穏やかに過ごせていると感じています。
妻とお互いに心がけていることは、たった3つ。
- 相手に感謝の気持ちを伝える
- 相手に期待しない
- 相手の好きなことを否定しない
結局、どれも夫婦だけでなく、すべての人間関係に共通して大切なことだと思います。
相手に感謝の気持ちを伝える
当たり前すぎる話。ちゃんと「相手に感謝の気持ちを伝える」。これが超重要です。
いっしょにいる時間が長くなれば、それに慣れてしまい、意識しないと最低限の礼儀も忘れてしまいます。
「ありがとう」と思ったら、ちゃんと「ありがとう」と言葉にして伝えます。
わたしたちの場合、お互い意識して小さなことでも「ありがとう」と言っています。
それが当たり前になっているので、そこに他意がないことも知っているし、素直に受け止めることができます。
いっしょにいて何年たっても他人は他人。
相手への礼儀は忘れたら関係はおしまいだと思います。
相手に期待しない
よく言われることですが、「相手に期待しない」ということ。これ大事です。
一見ネガティブな言い方ですが、全然そんなことはなく、良い意味で「相手に期待しない」ということ。
一緒に生活をしていると、あらゆる場面で「これくらいはやってくれるだろう」「これはやってくれて当然」と、パートナーに対して謎の先入観や偏見が出てきてしまうものです。
たとえば、片付け方・掃除の仕方についてもそう。
「これくらい片付けてほしい」「どうしてここを掃除しないのか」
頭をよぎることがあります。
ただ、それをそのまま相手に伝えるとイラっとされるのは目に見えています。
さらに言ったが最後。イラっとした相手からは逆に自分のいたらない部分を指摘されて、結局気まずくなります。
あくまで、パートナーと自分はちがう人間。
お互いにできるできない、気づく気づかないレベルはちがいます。
それにもかかわらず、相手に自分の考えを押し付けて期待するのはもってのほか、だと思います。
であれば、そもそも相手に期待せず、「やってほしかったことをやってもらえたらラッキー」程度に思っていれば、がっかりすることもないし余計なストレスがありません。
相手に期待するくらいなら自分でやろう、そのほうがよほど生産性が高いです。
犬も喰わない夫婦のケンカを誘発するようなことは、まずは「相手に期待しない」ことで大半はなくなってしまいます。
相手の好きなことを否定しない
自分がされてイヤなことは相手にしない。
これも当たり前なのですが、特にわたしたちがお互いに意識していることは「相手の好きなことを否定しない」ということです。
わたしたちそれぞれに趣味があって、それがあるから生活に潤いがあります。
しかし、自分が好きなことが他人から否定されたりバカにされたりしたら、心の平穏が崩れてしまいます。
何を言われても気にしなければいいのですが、人間そうはいかないもの。
自分の好きなことを否定されてポジティブになれる人はそうそういません。
わたしもマラソンを趣味にしていて、人に「走っていて何が楽しいの?」と言われることもありますし、その時はやはりテンションが下がります。
同じことをパートナーに対しても絶対にすべきではありません。
我が家では、妻にも妻の生きる糧となる趣味があります。
たとえそれが何であれ、彼女の心の支えになっているのであれば、他人がそれをどうこう言う権利はないし、尊重すべきだと思っています。
むしろその心の支えがあってくれてありがたい、とも思えます。
なので、彼女が好きなことについて語るとき、ちゃんと話に耳を傾けます。
自分のマラソンの話も相手が聞いてくれたらうれしいので、逆のこともしてあげたいと自然に思えるのです。
そうしているうちに、お互いに好きなことをリスペクトしあえる関係になっていくのだと思います。
つまりは、思いやり
パートナーとの関係で上の3つを心がけていますが、結局はすべての対人関係に落としこめます。
子どもと接するとき、ビジネスで取引をするとき、いずれも考え方は同じ。
円滑な人間関係を築くために大事なことは、結局は相手に思いやりを持っているかどうか、だと思います。
逆に相手に期待しすぎてがっかりしてしまう、何かしてくれたことに対して当たり前だと思ってしまう、相手の好きなことは自分にはあわないと切り捨ててしまう。
そんなことをしていては余計なストレスがたまってしまいます。
心の平穏を保つには、まずは人への思いやり。
そのために、パートナーや家族を尊重して土台を安定されることが大切だと思います。
上の3つの具体策をいつも心にとどめておきたいものです。