「人と人が助け合う世の中にしよう」「思いやりをもとう」「誰かのために何かできることを」
私のような自分自身、自己中心的な人間だと自覚しつつ、好きなことをさせてもらっている身には、そんな言葉たちが、かつては耳から入ってはすぐに抜けていくものでした。
我先、我先、我先。自分がよければ、それで良い。表側は「良い人そう」でも、中身はしっかり自分本位。そんな人間が私でした。
いや、「でした」というのもまだ早いかもしれません。ようやく今、ほんのわずかに気持ちが傾いてきつつあり、これからの人生は「人と人が助け合う世の中にしよう」「思いやりをもとう」「誰かのために何かできることを」、そんなことを考えて生きていきたいと思えるようになりました。
それらはたしかにきれいごとかもしれません。いや、あえて言うなら、きれいごと。ですが、それはそれで良いじゃないですか。今は、自分の信じた「きれいごと」をまっとうする人の生き方にあこがれます。
先日のマラソンをゴールした瞬間、ふっと元のスタート地点に立ち戻るような思いになりました。
私にできることはなんだろう。きっと大きなことを成し遂げることはできなくとも、せめて近くにいてくれる人たちを大切にしたい。まずは家族・友人・職場の同僚、思いつく人たちに思いやりのある態度をとっていきたい。困っているときは私から手を差し伸べたい。
かつての私からすると、「そんなきれいごと」と吐き捨てるはず。上等です。そんな過去の自分さえもポイしよう。もはや誰にも遠慮することなく、自らのきれいごとをまっとうしよう。
今日も腐らず前を向いて、歩いていこう。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃🎵