「ランナーズ」や「RUNNET」を運営する株式会社アールビーズさんが2023年10月に実施した、5年ぶりの「ランナー世論調査」。
株式会社アールビーズでは、コロナ禍を経て5年ぶりのランナー世論調査を実施します。皆さまより頂いた声をもとに、最新のランニング事情の調査・分析を行い、ランニングを楽しんでいただけるサービス・環境作りに努めます。
— ランネット (@RUNNETJP) October 17, 2023
ぜひ、ランナーの皆さまの声をお聞かせください!
この結果が発表されたということで、さっそく結果をのぞいてみました。
ワタクシ、今回初めてこの調査のことを知りました。
そこからいったい何がわかるのでしょうか?
↓ご興味のある方はこちらを参照ください。
調査概要
調査概要については以下のとおり。
調査の項目としては、個人的属性から始まり、ランニング施状況、ランニング以外の趣味、ランニングにかける費用など、ランナーのみなさんが興味のあることを根ほり葉ほり聞き込んでいます。
また、調査期間は半月であるものの、回答者はのべ13,000人を超えるといいますから、信ぴょう性の高い結果だと期待できます。
なにより、みんなお世話になっている「ランナーズ」や「RUNNET」の株式会社アールビーズさんの調査ですからね、ランナー界隈では信用に足るものでしょう。
↓以下、実際の回答結果については、RUNNETの公式HPを参照ください。
回答者の個人的属性について
回答者の男女比率は男性79%に対し、女性21%。
世間では女性ランナーさんが増えた印象がありますが、まだまだ男性ランナーさんが大多数という結果に。
また、年齢層が40代から60代がメインというのは感覚としては合っています。
さらに面白いのは最終学歴・家族構成・世帯年収にもつっこんでいること。
家族構成は「夫婦・子あり」が全体の53%を占めており、世のパパさん・ママさんさんランナーが時間を工夫しながらランニングを楽しんでいるのが想像できます。
また、年収が800万円~1000万円未満の世帯年収の層が一番多いということは、ある程度収入が高いほどランニングを楽しむゆとりがあるのか?健康を意識するようになるのか?
なにかしら関連ありそうですね。
ランニング実施状況について
走歴、みなさん長いんですね。5年以上の方が過半数。20年以上走っておられるランナーさんも多い!
過去3年以内のフルマラソン自己ベストタイムの項目では、なんと「記録なし」の方が男女でそれぞれ20%を越えています。フルマラソンに挑戦しないだけで、他の種目で記録を出しているとか?
なお、男性の「~3時間(サブスリー)」は全体の5%でした。
また、1カ月間の平均走行距離は、「~100km」が最多。月間300km以上走る方は全体の20%弱のようです。
さらに、直近1年間のランニングを行う頻度としては、「週に5日以上」の方が21%という驚くべき結果に。
つまり、5人に1人はほぼ毎日走っているんですね…。
ランニング以外のスポーツ・趣味について
ランニング以外で行っているスポーツ。
男女ともに筋トレ・ジム、登山、ウォーキングが上位に入っている一方で、「特になし」がそれぞれ約20%ほどいるということは、ランニングだけで満足している方もたくさんいるということ。
また、ランニング以外の趣味となると、スポーツ観戦や芸術趣味(映画・読書・アート)などが人気。
ランニングと芸術趣味で心と身体のバランスを取ろうとする気持ちは共感できますね。
ランニングにかける金額について
大会の参加費にかけられる年間の金額は「10,000円以上30,000円未満」が35%で最多。
これはなかなかリアルな数字だなぁと関心しました。
さらに続く大会当日にかける金額についても、「10,000円未満」が42%。
パパママランナーさんも多数おられる中で、家計のことを考えるとランニングのコストは死活問題。
年々マラソンの参加費も上がってきているため、この予算ではフルマラソンを走るのは、1回か、2回か…。
また、直近で購入したシューズの金額は「10,000円以上15,000円未満」が38%。
安くても高性能なシューズも多数ある中、よりよい性能のシューズは値段も高ければ耐久性も低いという苦悩。
参加料やシューズ代を考えても、せっかく出たレース本番では、出来る限り結果を残したいですよね。
ランニンググッズについて
過去1年間に購入したランニングシューズの数はほとんどの方が1足・2足。
かくいう私はこの1年で3足購入しました。
そしてみなさん気になる、現在履いているシューズメーカーTOP10。
栄えある1位は…アシックス!(続いてナイキ、アディダス)
私も昨年初めてアシックス(マジックスピード3)を履いたのですが、記録更新にたいへんお世話になりました。
さらに、気になるシューズブランドTOP10、も面白い。
飛ぶ鳥を落とす勢いのホカ、アシックス、に続いて、私の推しのOn(オン)。
やっぱり良いんですよ、On。愛してる。
ですが私は長年ずっとOnなので、そろそろ「ホカ」のシューズも試してみようかな…なんて。
ランニングイベントについて
2023年に参加したリアル大会の回数、に対しての回答で一番多かったのは…
「0回」で39%!!
なんですと!?
もちろんさまざまな事情はあるとは思いますが、昨年0回だったみなさん、2024年は1回はリアル大会、走れたら良いですね。
また、2023年に参加した種目については、当然ながらフルマラソンが64%と一番多いわけですが、私の大好きなウルトラマラソン(フルマラソン以上の距離のマラソン)は?
結果によると、どうやら全体の10%のランナーさんがチャレンジしたようです。
そうか、全ランナーのうち、10人に1人はウルトラランナーなんですね。ふむふむ。
肌感としては、フルマラソンで4時間を切れる方は、100kmのウルトラマラソンも練習を積めば走れるようになると思います。
すこしでもご興味があれば、ぜひぜひ、その先にある感動の世界へお越しくださいませ!≡⊂( ^-^)⊃
SDGsについて
マラソン大会は「SDGs(持続可能な開発目標)」に取り組んでいるか。
一部の大会では取り組めているという回答が多いものの、まだまだなすべきことは多いように感じます。
エイドが散らからないよう給水をマイカップ(ボトル)持参とする大会は、全体のごくわずか。
せめて大会会場では「立つ鳥、跡を濁さず」、を心がけたいものです。
情報・その他について
ワタクシ個人的に、このパートに一番興味をひかれました。
ランニング情報の収集手段TOP10。
56%で圧倒的に多いのは、「Web/RUNNET(ランネット)」。これは調査母体がアールビーズさんだからなのでしょうか?
続く媒体がYouTube、雑誌、となり、私がよく使うX(旧Twitter)においては、わずか2%という結果に。
えええっ!?そんなに少ないの?
回答者さんの年齢層が40代から60代の方がメインとなると、情報収集方法もなるほど、そうなるのか、と。
また、大会参加後にシェアするSNSについては、Facebook 22%・Instagram 18%・X(旧Twitter) 9%でありながらも、なんと全体の60%は「シェアしない」ことを選択しています。
えーっ、もったいない…!
余計なお世話かもしれませんが、60%のみなさん、がんばって走ったんですから、みんなでシェアしましょうよっ!!と声を大にして叫びたい。
SNSでシェアするだけで喜びは何倍にも膨らみ、残念な気持ちは分散させることができます。
媒体はなんでも良いと思います。ご自身の使いやすいもので、ぜひ次の大会の結果をシェアすることから始めてみては?きっとはまりますよ。
そして最後の質問・閲覧しているランニングインフルエンサーTOP10。
そこにはみんな大好きYouTuberさんたちの名前がずらり。
その中でも、笑顔が素敵なさわやか系ランチューバー三津家貴也さんを追っている方が全体の30%でトップ。
続くSUIさん・みゃこさんもはじける笑顔が印象的ですね。
やはりガチムチしかめっ面より、柔らかな笑顔のランナーさんが、多くの人に影響を与えるようです。
私も日々インフルエンサーさんたちに元気をいただいています。
という結果でありましたが、一番面白かったのは
なにを隠そう、調査母体の株式会社アールビーズさんのHPの「会社情報」→「役員紹介」のページ。
今回の調査結果で興味を持ってのぞいてみたら、そこにあったのは普通の会社役員さんたちの経歴じゃありませんでした(笑)
箱根駅伝を走った経験をお持ちの黒崎代表の記録を筆頭に、各役員の方のプロフィールに必ず記載される、マラソンのタイム。
めっちゃ足の速い上司・役員って、かっこよくないですか!?
私だったら、ぜったいに負けたくないな(笑)
従業員のみなさん…がんばって!
というわけで(どういうわけで?)、とっても楽しませていただいた、今回の世論調査なのでした。
ありがとうございました!
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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