私、成長してない?
いや、ぜったい成長してると思う!!
二人の意見が一致したのは、先日ちょっとした家族旅行から自宅に帰ってきた日の、夜のこと。
くたくたに疲れた息子くんが先に寝室で寝た後、せっせと荷物を片付ける、妻。
ご本人いわく、後で片づけるのは面倒くさい、荷物を放置しておくのがイヤ、とのこと。
ひとつひとつ、鞄から取り出し、部屋の定位置に戻しています。
おおぉ。
確かに、成長している。
って、これは当たり前の光景?
いや、けっして我が家にとって、妻にとっては当たり前のことではありません。
なぜなら、出会った10年前は失礼ながら、妻はまったく片づけられない人だったから。
思い出すのは、海外旅行から帰って来た時のこと。
当時荷物置き場にしていた部屋の中心、スーツケースが「パカッ」と開いたまま、時が止まったかのような状態が半年以上?続きました。
ザ・ワールド?
部屋に入ると常にスーツケースが「パカッ」と開いているので、いやでも気になってしまいます。
いつ片付けるんだろう?
ねぇねぇ、いつコレ片付けるの?
なんて言おうものなら、一触即発。
どきどき、おそるおそる様子を見ていました。
ふと、その開いたスーツケースの中をよーく見てみると。。
一冊の本がありました。
それが、当時発売されたばかりの、こんまり(近藤麻理恵)さんの『人生がときめく片づけの魔法』じゃ、あ~りませんか!
その本のタイトルと、目の前のスーツケースの状態を見比べて盛大にずっこけたというのは、ここだけの話。
片付ける気、まんまんじゃん!!
そして、その『人生がときめく片づけの魔法』。
がぜん私のほうが興味が出たので、妻に断って読ませてもらうと、あっという間に片づけにドはまりすることに。
あれよあれよと、その後の「断捨離」「ミニマリズム」へとつながるひとつのきっかけとなったのでした。
つまり、妻のスーツケースと出会わなければ、今の私の「ミニマリスト」スタイルはなかったとも言えます。
例のスーツケースの最後はよく覚えていないのですが、ある時ふと気づいた時には片付けられていました。
こんまりさんの「片付けの魔法」が少し効いた瞬間だったのかもしれません。
そして、そのスーツケースの持ち主だった我が家の妻は、今では旅行から帰ったら荷物をすぐに片づけるのはもちろん、日々の家事も徹底しています。
なによりすごいのは、食事をした後のキッチン。
食器をシンクに放置することは、まずありません。
どんなに疲れていても、必ず完璧にキッチンをリセットしたうえで、次の行動に移るという。
ご本人の中で完全にルーティン化しています。
どうも食洗器があるから楽、ということですが、それにしても徹底しています。
今ではリビングに何かモノを放置することもないし、身の回りも整理しているし。
全体的に彼女自身のモノは、少ない。
おそらく、身の回りを「ときめくモノ」に厳選しているのでしょう。
もちろん、身なりもきれいにしている、美しい奥様。
これが、あの永遠に放置されると思われたスーツケースの持ち主と、同一人物か…。
なんてご本人にいったら、しばかれるので、これくらいにしておきます(^○^)
今だから言える。
ありがとう、妻。
ありがとう、こんまりさん。
ありがとう、『人生がときめく片づけの魔法』
間違いない、君は確実に成長している!
って、私は何様?怒られるな(笑)
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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