6歳の息子くんと、毎晩将棋を指すようになりました。
目の前の盤上で、一手ごと、じっくり迷いながら駒をすすめる姿は、テレビゲームに興じるものとは違って見えます。
さすがにまだ始めたばかりなので、ワタクシ・パパさんが勝ってしまうのですが。
「あっ。。!!」
と、誤った手に気づいた息子くんは、すぐに駒を置き直そうとします。
ですが、一度指した手をやり直してはいけません。
先日、30分におよぶ攻防の果てにそうなった時は、大粒の涙をこぼして悔しがっていました。
だけど、どんなことがあろうと、やり直しは、絶対にできません。
「待ったなし」だからこそ、勝負ごとは面白い。
これで、簡単にやり直しが許されるものなら、きっとお互いにとってその勝負は、もっと味気ないものになってしまうはず。
むしろ、やり直しがきかないからこそ、勝利の味が、なにものにも代えがたくなる、というもの。
負けたことを素直に認めよう。
そして次の機会に勝つために、もっと練習しよう、勉強しよう。
将棋を通して、息子くんにもそんなことに気づいてもらえたら、嬉しいな。。
(ちょっと厳しくしてしまったかな、、、とパパさん、後で反省)
と思うとともに、自分自身にも置き換えます。
「待ったなし」だからこそ、尊いことが、人生盛りだくさん。
これから向かうウルトラマラソンのレースも、そう。
100kmの長い道のりの中では、「あぁしておけばよかった」「こうしておけばよかった」、結果に自分が納得できないことも、たくさんあります。
マラソンはあくまで一人の戦い。
もし戦う相手がいるとすれば、それは今までの、自分。
その自分をごまかしたり、ズルしたりするのも、自分。
でも、そんなの、ぜんぜん面白くないじゃないですか?
そんなことより、自分の弱さを認めて、負けたことを認めて、どんどん次にすすみたい。
ルールが厳しければ厳しいほど、目の前の壁が高ければ高いほど、クリアした時の喜びは、大きいもの。
その味を一度でも体験してしまうと。。。
こんな生き方になってしまいます。
誰かの参考になるのか、ならないのか、わかりませんが。
そんな気持ちで、明日の飛騨高山ウルトラマラソン、もう一度、サブテン(10時間切り)、やってみます。
天気予報では70~90%で、雨の中を駆け抜けることは、確実。
上等です(^○^)
来年も同じく五体満足で走れるかどうかもわかりませんからね。
「待ったなし」「やり直しなし」だからこそ、これからもひとつひとつのレースを、大切にしたい。
もうね、今回も楽しみすぎて、走る前から身体から何かにじみ出してきていますよ、何かが(笑)
いやいや、落ち着いて。
さて、準備をして、高山に行ってきます!
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫