41歳の私。
「自分はおじさんなのか?お兄さんなのか?」
そんなどうでも良い疑問が浮かびました。
人から「お兄さん」と呼ばれたら嬉しいし、「おじさん」と呼ばれたらちょっと悲しい。
この微妙な年齢で、感じることがちらほら出てきました。
もちろん、別に呼び方だけの問題なので、気持ちはむしろ前向きです。
いったい自分のアイデンティティを「おじさん」「お兄さん」、どちらに置くのか?
そこで私はあえて、「おじさん」という、いばらの道を突き進むことを選びます。
何歳から「おじさん」「おばさん」?
少し前ですが、「セサミンEX」などの健康食品で知られるサントリーウエルネスさんが興味深い調査を行ったそうです。
それは「年齢意識に関する全国アンケート調査」というもの。
たとえば「おじさん」「おばさん」「シニア」「おじいさん」「おばあさん」「シニア」といった、年齢にかかわる呼び方を、いったい何歳くらいのイメージで区別し使い分けているか?そんな調査を1万人を対象に実施したのだとか。
結果はこちらのリンクで失礼します。
もちろん、人がイメージする「おじさん」「おばさん」は、言う人・言われる人によってさまざま。はっきりと使い方を区別することはできません。
この調査によると、20代の方が思う「おじさん」「おばさん」のラインは、47歳なんだそう。
なるほど、若い方からすると、私のような41歳はまだ「おじさん」ではないのか。
ちょっとほっとしたような、それでも迫りくる「おじさん」の年齢に、どきっとします。
はたして世の中、「おじさん」「おばさん」と呼ばれて嬉しい人はいるのでしょうか。
海外ではこのような敬意を払わない年齢の呼称はないと聞きます。
果たしてこのまま自分が「おじいさん」「おばあさん」と呼ばれるようになると、立ち直れなくなるくらいのショックを受けるのではないか?
なんて、余計な妄想が膨らみます。
そんな41歳の私にできることとは。
「おじさん」の前借り
「必ずやってくるイヤなことは先取りしよう」
そんな思いから、私はあえて「おじさん」の称号を自ら前借りすることを選びました。
なんてことはない、今の自分のことを「おじさん」だと自分で認めること。それだけです。
そうすると、この先数年後、周りから「おじさん」呼ばわりされてもダメージが少ないだろうと、勝手に予想しているという。
たとえば、私はセルフカットで丸坊主にしているのですが、これはいろんな節約のメリットの他、重要な理由があります。
それは「ハゲ対策」。
つまり、比較的若いうちから自ら髪の毛の量を減らしておくことで、それ相応の年齢になったときに、頭が自然に見えるようになると。そんな効果を狙ってやっているのです。
つまり、これも「必ずやってくるイヤなことの先取り」。
私は身も心も、自分から「おじさん」に寄せていこうという心構えになってきたのです。
ただし、ここで注意点があります。
「おじさん」として心得ておくべきこと
私たち「おじさん」には、できることが限られています。
むしろ、これだけは留意しないと、世間から本当の「おじさん」としての扱いを受けることにつながります。
それは、大きく分けてこの3点。
- 偉ぶらない、過去の話をしない
- 若い人の邪魔をしない、芽を摘まない
- 清潔な身なり、不快なニオイを発しない
これは、私が自分より目上の方をイメージしつつ、「こんなおじさんはいやだな」「こんなおじさんにはなりたくないな」と思いつくもの。
こうやって文字にすると、私もしゃんと身が引き締まります。
「偉そうに過去の武勇伝を口にしていないかな?」
「若い人の邪魔をしていないかな、それをやったらダメだって言っていないかな?」
「ヨレヨレの身なりでないかな、体臭・口臭、大丈夫かな?」
こうやって気にすることで、自然と態度も小さくなり、若い人の邪魔にならないような存在になれるはず。
そう。私たち「おじさん」にできることは、周りに迷惑をかけないよう、きれいに謙虚に生きること。
極論、それしかないのだと思っています。
「おじさん」のいばらの道は、バラに彩られる
そうやって奢らず小さく謙虚に生きていくことで、きっと「おじさん」のいばらの道は心弾むものになる。
私は本気でそう信じています。
決して「おじさん」としてネガティブになる必要はなく、むしろ若い世代から学びを得ようとする姿勢があれば、そこから思いもよらない新しい世界が開けるかもしれない。
「おじさん」のいばらの道。次に見える景色が、どうか鮮やかなバラで彩られますように。。
そんなわくわくした気持ちをもって、今日も「おじさん」として外の世界に旅立とうと思うのです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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