「あれ?また日曜日だ」
なんて、一週間の時間のスピードを感じること、誰にもあると思います。
私も自分のことを「オトナ」と認識し始めてから、その度合いは加速して、もはや止まることを知りません。
よく言われるのが、子どもの頃は知らないこと・体験していないことが多いから、毎日が刺激的で時間を長く感じる、ということ。
何十年と生きてきて、酸いも甘いもなんとなく経験してきた私たち「オトナ」にとっては、ただ毎日を生きているだけでは刺激が足りず、時間は足早に過ぎていくのだと。
確かに、そう感じます。
40代に突入した私。
自分に残された時間について、考えることが増えました。
子どもの頃は、「死んだらどうなるのかな?」「あの世はどんなところだろう?」なんてふと考えて、独りで沈んでいたこともありました。
ところが今は、どうせ人生残り半分まできたのだから、と、ある意味開き直っているところはあります。
厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳だそうです。
つまり、私もちょうど人生の折り返し地点に来たことになります。
さて。
この繰り返す一週間を、私は死ぬまであと何回繰り返すのか?
オリバー・バークマンの著『限りある時間の使い方』の原題は”FOUR THOUSAND WEEKS”とあります。
つまり、人生は生まれて死ぬまで「4000週間」、ということ。
そうか。私はあと、残り2000週間をひらすら繰り返していくのか。
この文字通り「あっ」と言う間の一週間。
私の中では日曜日がその始まりの日の意識があるので、日曜日をあと2000回迎えることになります。
これは、「2000回も」なのか「2000回しか」なのか。
どちらを指針とするかで、ここからの行動は変わるはず。
時間というのは、単位ひとつでえらく長かったり、短かったり、その表情を変えます。
1日という時間を分解すると、
24時間→ 1,440分 → 86,400秒
つまり、
一年は86,400秒×365日=31,536,000秒
人生81年なので、
31,536,000秒×81年=2,554,416,000秒
秒で単純計算すると、人生は「25億秒」
眩暈がするような桁です。
ただし、これは私たちが何をしていても、手からこぼれ落ちていく砂のようなもの。
1日が終わってもリセットすることもなく、マリオのように1アップが隠されていることもありません。
生きている限り、最初は無限にあったかのような「秒」は、延々となくなっていきます。
さらに逆に時間をまとめていくと、最終的に「人生は1回」という、「1」に収れんします。
お金持ちでも貧しくても、パリピも陰キャも、それぞれにチャンスは「1回」のみ。
であれば、このせっかく与えられた命、ぞんぶんに味わいつくそうぞ。
やりたいこと、先延ばしせず、今やりましょう。
年齢を、経験を、自分の能力を、言い訳は無限に見つかるかもしれませんが、そんなことより、人生は「1度」きり。
すべての免罪符として、それを掲げちゃってもいいんじゃないでしょうか。
私も、私の人生をまっとうしますから。
あ、最近「MOROHA」を聴き直しているからか、それっぽくなってしまいました。
MOROHA「三文銭」。
この8分26秒だけは、全神経をこの声とリリックとギターに傾けたい。。
なんて、思った日曜日の朝でした。
そしてまた、まっさらな一週間が始まります。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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