ひょんなことから、6歳の息子くんが、習っていた空手をやめることになりました。
家族でちょっと落ち込みそうになりましたが、この一件から、せめてひとつでも学びになれば!とみんなで気持ちを切り替えております。
やめた理由
今回、空手をやめた理由はただひとつ。
私たち親が、送迎するのが難しくなってきた、ということ。
つまり、子ども本人のやる気どうこうではなく、道場まで物理的に送り迎えをすることができない、というわけです。
これまで妻を中心に、家族総出で送迎をしてきましたが、なかなか家族間のバランスを保つことが難しく、どうしても負担が偏ってしまっていました。
どうにか無理繰りやっていても、そんな状態は長続きするわけもなく。
結局、息子くん本人のやる気を尊重しつつも、今後の家族みんなの心のゆとりを考えると、通うのをやめざるを得ない、という結論にいたりました。
小柄な息子くん。
道場では最弱で、いつも組手ではごっこぼこにやられていましたが、それでも自分から「やめる」ということはありませんでした。
本人には、空手をやめたのは、パパママが送り迎えができなくなったからだよ、とちゃんと伝えました。
彼には、「自分のやる気のせい?」とは思ってほしくないのです。
息子くん、通わせられなくてごめんね。
簡単には割り切れない気持ち
それにしても、なかなかこの子どもがやっていることを親が「やめさせる」という決断が、難しい。
「ここでやめてしまったら。。」
「なんとか続けていたら。。」
子どもの先々のことを思うと、やはり親としていろいろ考えてしまいます。
自分自身のことならもっと簡単にスパッと割り切れるのに。
子どもといえど、他人の人生に関わることを決めるのが、親というものなのだなぁ。。
41歳パパさん、痛感。
そして、思い切ってやめることを先生にお伝えしたところ、あっけなくやめることができました。
瞬間、ぎゅうっと胸がつぶれそうになりました。
「しょせん習い事」と割り切れば良いものの、やはり一瞬では気持ちは割り切れません。
息子くんには、中途半端に通わせてごめんねという気持ちでいっぱいになりました。
まだまだ修行が足りないパパさん。
これも、人類史の真理、「時間が解決してくれる」、なのでしょうか。
やめてしばらく経ちましたが、本人はけろっとしているのに、親がすこし引きずっています。
親の偉大さにひれ伏す
そして今回の件で思うのは、全パパさんママさん、お子さんのサポートお疲れ様です!ということ。
小さい頃の習い事もそうですし、学校の部活に打ち込む時も送り迎えがいることもあるでしょう。
多くのパパさんママさんはフルタイム・パートで働いている中、それぞれに時間を調整してお子さんの送迎をがんばっています。
野球の試合の送り迎え、ピアノ発表会の送り迎え、いろいろありますよね。
それを思うと、先輩パパさんママさんに頭が下がります。
もはや順々にハグして肩をもんであげたいくらいです。(偉そう?)
子どもの取り組みを応援する大変さを痛感するとともに湧いてくるのは、親への尊敬と感謝の気持ち。
あぁ自分たちも、こうやって親が育ててくれたんだなぁ、、、と。
なんだか、ぐすんとなります。
小さな芽を摘まないこと
と、いつまでも落ち込んでいても仕方がないので、最後は前向きに締めて終わります。
今回、親の都合で子どもの習い事をやめさせることになりましたが、忘れたくないのは、どんなことがあっても子どもの興味の芽を摘まない、ということ。
息子くんがやめた空手は、息子くんが体験教室にいって興味をもって「ぼくもやりたい」と言ったところから始まりました。
道場に通っていた期間は1年足らずでしたが、その中でも彼が日々たくましく成長していく様を見られて、本当によかったと思っています。
まだ6歳の息子くん。本人がどう思っているかはわかりませんが、興味をもって行動したら、その先に彼の成長があったことは事実。
なので、今後も子どもが興味をもったことには、耳を全集中で傾け、その芽をつまないようにしたいと決意を新たにしたのです。
ともすれば、
「(身体的に)〇〇だから」
「あんたは飽き性だから」
「そんなのお金がかかるから」
古今東西、親は子どもの言うことにいちいちケチをつけたがる生き物です。
ですが、そうやってせっかく種から顔を出した小さな芽を摘んでしまうことは、なによりやってはいけないこと、だと思います。
ほんのわずかな興味が、子どもの可能性を引き出すかもしれない。
子どもに過剰な期待はせず、ただ見守る勇気。
親として、それもひとつ大事なことなのだと思うのです。
いったん生活がリセットされた息子くん。
次なる興味がどんな方向に向くか、ゆっくり見届けたいです。
その時は、親として最大限のサポートをしてあげたい。
。。。とはいえ、送迎が必要な場合は応相談だね、息子くん!
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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