今年の年初に妻と二人で決めたことがあります。
「お世話になっている人にお返しをしよう」
果たしてこれができているのでしょうか?
ふと立ち止まります。
恵まれた人生
妻と年初に掲げた私たちの今年の目標。
それは「お返しをする年にする」ということ。
私たち夫婦は、ここまでたくさんの人のお世話になって生かされてきたという実感があります。
それこそ親・きょうだい・友人・職場の同僚・上司・ランニングチームのメンバー、その他関わってくださった方々。。
ありがたいことに、周りの方は誰もが親切で、相談すれば助けてくださる方ばかり。
そういった方を選んで付き合ってきたわけではなかったのですが、結果的に顔を思い浮かべる方はもれなく人に優しい方ばかり。意地悪で自己中心的な方はいません。
助けていただくのもカタチはさまざま。食べ物の差し入れをいただいたり、超有益な情報をいただいたり、時には思わぬチャンスをいただいたり。
挙げればきりがないほど、私たちは助けられてきました。
ひとりひとり感謝してもしきれません。
まさにここまでの人生、ゲームで例えるならばイージーモード。たくさんの周りのサポートがあって、ここまで話を進めることができました。
振り返ればなんて恵まれた人生だったのか。この点で妻と二人で同じ気持ちになったのです。
そして、今まで様々なモノをいただいたお返しを、今年こそはしていくぞ!と年初に意気込んだというわけです。
お返し 夫婦編
さて、「お返しをする」と言っても、何から返していくか?妻と二人で考えました。
妻は、県外でお世話になったお友達にこちらから会いにいくということ。(もちろんコロナの感染状況を考慮しながら)
本当に大切な友人に「あなたが大事だよ」という気持ちを直接伝える方法は、会いに行くということだと、彼女は思ったわけです。
誠実は妻としてはごく自然とそういう気持ちになったのだと思います。
私に対しては、ことあるごとにちょっとした差し入れを買ってきてくれます。
特にお互いにパンが好きなので、新たにいったパン屋さんのパンを私の分も買ってきてくれたりします。
これは私も同じことをしていて、自分の行ったパン屋さんでは妻の分も買って帰るようにします。
毎日いっしょにいる夫婦の中で、お互いに何ができるかと思ったら、こういったささやかなことに落ち着きました。
私たちは特に記念日に豪華な贈り物をするような習慣もなかったため、これくらい日常的にありがとうの気持ちをこめてパンを贈っています。
もちろん、モノを与えるだけでなく、お互いの話をちゃんと聞く、ということも意識しています。
こんなこともありましたね。
相手の話のこしを折らない、自分の話を聞いてもらったら「ありがとう」と言う、それがいつの間にか当たり前になってきました。
そういえば、そうこうしているうちに夫婦げんかが減ったような。。
お返し 仕事編
20代の頃からどこで働いても周りの人が助けてくれました。
新卒で入社した会社がめちゃくちゃ厳しい社風で、自分のふがいなさを感じることも多かったのですが、それでも人に恵まれていたと思います。
それから転職を繰り返し、ここまでお世話になった同僚・上司は数知れず。
おかげさまで、どれだけしんどいなと思った時でも完全に孤立することはありませんでした。
助けてくれた方々は、自分の時間と労力を削って私に時間を割いてくれたのだと、今ならわかります。
涙が出るくらい助かったし嬉しかった。
果たして私はお世話になった方と同じように、今の職場で他の人の助けとなっているか?
しかしそこは、100%YES、とは言えないという未熟さがあります。
最近、業務の中で周りをフォローする立場となった今、改めて考えます。
そしてここでも感じるのが「圧倒的な相手目線」という、「いれぶん」さんの言葉です。
圧倒的な相手目線
ご紹介した書籍、いれぶんさんの『40代から手に入れる「最高の生き方」』の中で、こんなくだりがあります。
どうやって考えて行動すれば、相手にとって良い行動や求められていることをしてあげられるのだろうか?考えてはいるものの、できませんでした。答えは簡単でした。自分を後回しにするのです。必要なのは圧倒的な相手目線でした。
いれぶん『40代から手に入れる「最高の生き方」』第3章より
いれぶんさんは、この「圧倒的な相手目線」というスタイルに切り替えてからひたすらGIVEしてGIVEするようになったと言います。
それが結果的に人を巻き込んで良い状況を生み出す、というのは先の話なのですが、とにかく見返りを求めず相手に与えること。
私こそ今まで自分の仕事で精一杯で周りを見渡す・フォローする余裕などなかった(と決めつけていた)のですが、ここから先は気持ちを入れ替え、「圧倒的な相手目線」で仕事に取り組もうと思います。
その姿勢が仕事でどのような影響を及ぼすか、確かめてみます。
お返し 友人編
友人という友人に、会えていないなぁというのが正直なところ。
そもそも私のことを友人と呼んでくれる方がどれくらいいるのでしょうか?
中学校・高校・大学の同級生、みなさん元気ですか。
連絡も取っておらずすみません。私は元気でやっています。
最近友人と呼べるのは、ランニングチームの仲間です。
SNS上でいつもやり取りしているので、しばらく練習に参加していないにも関わらず、久々に会っても違和感がありません。
それぞれ仕事も年齢も異なりますが、ただ走るのが好きというだけで集まって、一緒にランニングを楽しめる。
良い関係です。
チームメンバーにはいつも励まされ、助けられています。
見たことのない世界へきっかけをいただいたこともあり、感謝しています。
みなさんへのお返しは何ができるだろう?これも最近考えています。
メンバーがマラソン大会で走った投稿をSNSで見かけたら、いいねやコメントをする、個別で声をかける、ふだんはそれくらいしかできていません。
大会のボランティアもしていきたいなと思います。
かたちにとらわれず、施設エイドでもいいじゃないですか。
実際、そういうことに熱心なチームメンバーもいて刺激になります。
よし、私にできることをひとつずつしていこう。ありがとうの気持ち、お返しをしていこう。
こうやってプライベートに仕事に、これからみなさんにどうやってお返ししていこうか、そんな前向きな悩みを抱えて日々生きていくのも良いな、と思います。
あ、別に何かお返しがほしいわけじゃないですよ・笑